まだまだ続いています~令和の米騒動~②
先日、朝のワイドショーで「農業も田んぼを集約して大規模化していけば良い」というようなことを言われたコメンテーターがいらっしゃいました。
もちろん平野部で企業として大規模農業をやっている方々は、それなりの収益を上げていらっしゃることでしょう。
ただ圧倒的に多い中規模、小規模、また中山間地で農地を守っている農家さん達はどうでしょうか?
大規模にすればするほど利便性が悪い中山間地の狭い田んぼなんか、誰も作らない守らない、そして耕作放棄地へ。
一度辞めてしまったら元には戻らないということが、解っておられないのは残念でした。
政治家、官僚、大学教授、ジャーナリスト、頭の良い人はたくさんいるはずです。
農業政策は「食」「水」という人間が生きていく上で一番大事なところを担っている分野であるということを踏まえて、取り組んで欲しいと思います。今の状況に右往左往するだけでなく、世界情勢や将来を見据えて、数字だけではなく現場の状況もしっかり見て頂きたいものです。
興味のある方は『MRI三菱総合研究所 コラム 食と農のミライ』というのを覗いてみられてはいかがでしょうか。